じ〜めじ〜め、洗濯モノの乾かない季節である。

主(株式会社SOSEKI社長)が吾輩になにやら写真を見せている。
主夫婦はGWを利用して、スペイン・モロッコ・ポルトガルを周遊してきたのだ。
写真はマラケシュ、右の建物はイヴ・サンローランが建てたマジョレル庭園である。
電線が地下に埋まっているおかげで、空が広いね〜。
空に境目を作ったのは人間なのだ。
マジョレル庭園でアジアとヨーロッパのインスタ女子たちに撮影スポットを独占されてたのも、今となっては主のよい思い出である。
ポーズ決めまくる女子と撮影しまくるカメラ男子のアジアンカップルはなんだったのかね〜。
男の子の方は優しいね〜。

こりは吾輩の同族、猫ファミリー。
モロッコは猫だらけ。レストランの中も縦横無尽に野良猫が歩き回り、
お魚屋さんの前では猫がお魚をもらっていたらしい。
ムハンマドが猫を愛したことから、イスラム圏では大事にみんなで育てているらしいのだ。
比べて、東京に住む吾輩に対する主の数々の所業・・・
吾輩も基本的猫権の確立に向けて安倍さんに提言したいものである。

こりはタジン鍋。
モロッコ料理は予想の100倍美味しかったらしい。
タジン鍋でじっくり蒸すので、塩とスパイスは控えめで、素材の味が濃いという、美味しいうえにヘルシーなのだ。
スペインで生ハム・フライドポテト三昧の日々が続いてからのモロッコ旅行。
主は、
「スペイン、フランス*の高血圧富裕層向けに、モロッコでのオーガニック合宿ツアーを組めばビジネスになる!」と自信満々である。
(*モロッコはフランスの旧植民地)
イスラム圏はお酒NGであるから、ワインが我慢できないこの方たちに向けたサービスを手厚くすることがポイントだそうだ。
主の頭の中は金だらけなのかね〜。
アラブ圏を初めて訪れた主。
マラケシュの人達は、男性は短髪で身なりを整え、酔っ払いもおらず、
女性は心温かい!
日本からは遠いのでどんな世界か想像できていなかったけれど、青空に木に咲く花々の色が映える、とてもビューテホーな国だったとのことである。
(だけど市場の勧誘はすざまじ〜w)
スペイン・ポルトガル紀行は次回以降に続く。
(三国志シリーズは時間のある時に・・・)
今回は外せないおまけがもう一つあるのだ。
話は打って変わって、皆さんは米国のドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』をご存知だろうか。
米国のHBOが制作した、時は中世、七王国の玉座を巡る大人向けファンタジードラマシリーズである。
2011年から各国で配信され、ファンを獲得してきたものの、
先日、最終章・最終会を迎え、「賛否両論」という名のタダの批判の嵐を受けたのだった。
有能な脚本家で作り直しを要求する署名は1カ月も経たないうちに世界で160万人を超えたらしい。
実際、吾輩の目から見てファイナルシーズンは駄作で、突拍子もない展開に登場人物が全員おバカはんに見えたのだ。
主は、
「なんだかんだ予定調和感のあった中世貴族モノのストーリーに、最終話でいきなりアメリカンデモクラシーの主張をぶちこむアメリカ人、おそるべし」
などと、おどけている。
予想を裏切る展開で人気を得てきたゲースロシリーズ。
予想ではなくて期待を裏切ってしまった最終章だったのだ (ノ∀`)アチャー
作り直すなら、貴族モノご本家のイギリス人に任すか、ディズニーに予定調和モノに仕上げてもらうとよいであろう。
最近は、どうしても視聴者の予想を外して意外性のある結末にもっていくドラマや映画が多くないだろうか。
芸術作品としてその意味まで示唆してくれるならよいのだけれども、エンターテイメントの場合は、敢然懲悪の予定調和世界で、みんなでスッキリすればいいのに、と吾輩は考える。
何はともあれ、長年、ゲースロに時間を費やしてきた皆さん、心中お察し申し上げる次第である。
南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。
代筆 by 社長